授業が全部終わるとヨシが迎えに来た
イチと俺の分のバッグを持って来てくれてたからそのまま帰る
くだらない話をした
勿論、鈴の弁当も含まれる
だけど、さっきの恋バナは無し
寄り道をしまくる
久し振りに
文化祭も終わったし気楽だった
イチ「じゃあね、麟太郎」
ヨシ「また明日」
時間が流れるのは早かった
家に帰るのも足取りが軽い
「麟太郎ちゃん、お帰りなさい」
「鈴木さんとこの、これ持って返りな」
まだ日が沈む前、ゆっくり帰ったから
近所の人が沢山声をかけてくれた
鈴のこともちゃんと知ってて
秘密にしてくれている
今日は清々しかった
家に帰ったら夕食の支度
昨日楽した分も頑張ります
鈴が意外と早く帰ったから
洗濯物を取り込む手間は省けました
上手くいく日って有るものだ
そんな日は何も失敗する気がしない


