リン「ごめん……だって…」
爆笑したのは何でだろう
やっぱ笑いたい気分だったのかな
アキ「…もう良いですかー」
リン「はぁ…大丈夫、ごめん」
笑うのを止めてみると
何がそんなにおかしかったか
不思議とわからなくなるものである
リン「帰ろっか」
アキ「うん」
それから色々話した
クラス違うから共通の話題は少ないけど
違うからこそ
こっちの組は―、とか
そっちは―、とかで
意外と盛り上がる
好きなアーティストが同じだったり
見たい映画が同じだったり
欠かさず見るテレビ番組が同じだったり
好みが似ていることもわかった
アキ「あ、鈴木君の家ってそっちだっけ」
帰る方向は違う
リン「そう、こっちなんだ」
アキ「短かったけど盛り上がったね」


