リン「……あの、中さん」
ナカ「はい」
中さんは眼鏡をクイッと上げた
リン「今週の土曜日って暇ですかね」
ナカ「土曜日ですか…」
中さんはしばらく考えていた
そして口を開く
ナカ「何故です??」
…そうだよね
リン「あの……遊園地のチケットが有ってですね…良ければご一緒に」
ナカ「…は??」
リン「イチとヨシと他にも女子は誘うんで」
ここは強調
じゃないとデートに誘ってるみたい
ナカ「私を誘ってるんですか」
リン「……え…あ、はい」
俺は最初からそのつもりでしたが
ナカ「私が行ったら盛り上がりに欠けてしまいます」
中さんは真顔で謙遜して言う
リン「そんなことないですから、是非!」
なんか空回りな俺
一人で盛り上がってる風


