「おほーっ、お前らそこ?!」
リン「おぉっ、イチー」
ヨシ「変な声出すなって」
奇声を発したのはイチ
イチの席はヨシの左
今回は本当にくじ運良かったんだと思う
イチ「こんな近いの初めてじゃんね」
リン「だな、やった」
勉強身に入るかな
頑張んないと
ヨシ「麟太郎、お前の隣誰??」
リン「隣??」
ヨシが振り返って言う
左側にはあまり話したことのない男子
右側を向いて見えたのは女子の制服
―――
リン「…中さん??」
ナカ「……はい??」
振り返ったのは中さんだった
リン「隣ですか」
ナカ「すいません」
リン「いや、…嬉しいですよ」
中さんに謝られてしまって微妙な空気
勢いで“嬉しい”とか口走る


