その辺の席をくっ付ける


イチはお弁当
ヨシはコンビニの袋を置いた



リン「……ぁ」

ヨシ「どうした??」
イチ「何、弁当忘れたの??」



………



リン「…うん、そうみたい」



いつもは夕食の残りを前の晩に詰めておく


残り物ばかりではないけど
他に作ってくれる人はいないし
自分で食べるだけだから何でも良い



面倒な日は
コンビニで買ったり、売店で買ったり

だけど昨日は次の日の用意をしてる余裕なんてなかったから



……完全に忘れてた



ヨシ「バッグ軽かったもんな」


ごもっとも
軽い筈だよね



ヨシ「俺の分けようか」
リン「あー、大丈夫。売店開いてるかな」


イチ「多分ね。着いて行くけど」

リン「売店くらい一人で行けるって」



ただでさえ心配させたのに
売店ごときに着いて来ては貰えない



リン「先に食べてて」

ヨシ「おー」
イチ「倒れんなよー」



賑やかな教室の扉は名残惜しかった