だんだん教室に人が増えて来た
リン「おはよー」
イチ「お、早いな麟太郎」
ヨシ「遅刻すると思ってたし」
イチは昨晩ヨシの家に泊まったらしい
俺も疲れてなかったら泊まりたかった
イチ「じゃぁ、今日も皆頑張ろう!ウチは特別賞最有力候補だから」
皆で円陣を組む
特別賞を狙っていこう
隣の空き教室に行く
イチ「な、麟太郎」
リン「んー、何??」
いつも通り袖に手を通す
イチ「お前好きな人いないもんな??」
イチが唐突に言う
リン「またその話ー」
ヨシ「イチ、もう良いから」
イチ「馬ー鹿、こういうことははっきりさせとかないと」
リン「…え、何が??」
取り残されてる
全くわからない
ヨシは決まり悪そうに違う方向を向いた
イチ「絶対いないよな?!」
リン「…ぉおう」
イチの目に力が入る
絶対、とか言われると正直焦る


