――危なかった

リン「危なー」

ピンクのリボンを手にとる

リン「あー可愛い」


リボンを掴んだ手を天井にかざす様にして寝そべる


リン「迫害されてるキリシタンの気分」

実際そうだよ
誰にも言えずにいる


リン「あーぁ」

一つため息を吐いて、また押し込んでいた物達を出した


リン「可愛い」



ピンクのリボン、赤いチェックのシュシュ、水色の布、テディベア、ウサギのシルエットが入ったクッション、小さな人形のドレス



リン「はぁー」


可愛い物を広げる



リン「だぁ、もう」


夜も更けたので渋々全部をしまった




――可愛い物大好き――



それが“秘密”だった