沈黙のなか、ただ光る水面を眺める。 綺麗で眩しくて、いっそその煌めきの中に溶けてしまいたいと思う。 莉香は静かにたちあがって、ゆらゆら流れる川にむかって走り出した。 「オ、オイッ!」 その姿はまるで神秘の手に導かれながらダンスを舞っているようで、美しかった。 いつのまにか見とれていて、ハッとしたのは莉香が川の中に飛び込んだ瞬間だった。