─Quality of love─



柔らかな風が吹き込んで彼女の長い髪はサラサラ流れる。

細い腕。
長い足。
壊れそう。



その後ろ姿は、あまりにも儚くて美しくて


俺は真っ直ぐ彼女をつくる細い線を見つめた。


瞬きを、忘れた。