人魚姫




2〜3分もしないうちに、立っているのは那波と和紀の2人になった。




真季が、悔しそうに唇を噛んでいる。


「なんで…、なんで此処が分かったのよ……」




「さっきからそればっかり」

那波が呆れたように言い放つ。


「よっぽど見つからない自信があったみたいだね」

和紀が私の制服の胸元についているリボンの端を摘み上げた。