「ねぇ、由良野さん。 ちょっといいかな?」 ―――昼休み。 お弁当を食べ終わり、那波とまったりしていたら和紀の取り巻きから呼び出された。 「――……」 「……行くことないよ」 那波はそう言ったけど…。 ―――――ガタンッ。 「時雨っ!!」 私は、自分の意志で話しを聞きに行く。 後ろの那波が心配そうにしていた。