人魚姫




――次の日――


朝。
皆が騒がしくも楽しげに学校に登校している。



「おはよ〜!!」

ぽんっと後ろから肩を叩かれて振り返ると那波がいた。



「!!」

私はかばんからメモ帳を出し、“おはよう”と書かれているページを那波に見せた。