あなたとの恋をもう一度

「これ!これ覚えてるだろ!オレがあげたやつだろ」

トンボ玉を風音に見せた。

「恋人になったときに君がくれたものだよ。私が生まれた時に手に握りしめてたんだって。だから君との運命を感じた」

そして高校入学前にあの神社で出会ったと教えてくれた。

「トンボ玉を落として、探してたら君が来て見つけてくれた。なくさない様に、紐をつけてくれた。あぁ君とはずっと繋がってたと思ったけど」

現実は甘くない。

君は約束を守ることしてくれないってわかってたのに、最後に一度だけ頑張ってみたけどダメだった。

風音は淡々と語る。そこには彼女の感情などなく、物語りを語っているかのように聞こえた。