あなたとの恋をもう一度

「村瀬先生が送るって言ってたからもう少し寝てなさいな」

「…先生と知り合いなのか?」

「どうして?」

「祭の時に、名前で呼び合ってるのを見たんだ」

「幼なじみ」

「なぁ。前世ってガキの頃から知ってたのか?」

思いきって聞いて見ると、風音の顔が曇った。

「そうだよ。武人だけに話したら、武人も同じ夢を見るって教えてくれた。だから君もそうだと思ったけど、違ったみたいだね」


「お前昔から金髪だったんだな」

オレも前世の夢を見ると伝えた。

夢の中の様に笑ってくれるかと思ったが

「そう。良かったわね」

それだけを無表情のままに言われた。

「何とも思わないのか?」

「思わないわ」

どうしてだ、あれほどに、オレを好きだと言っていたのに。

「言ったでしょ。捨てたって。君への想いすべて」