気にならないというのは嘘だった。

風音がどう思っているだろうとか考えてしまう。

そしてそれに比例するように、夢にあの女が出てくる回数が増えてきた。

金色の髪、顔は目が覚めると思い出せないけど、彼女の側にいると安らげた。

それを考えているうちに夏休みに入ろうとしていた。