風音を見つけたのは、それから3日後、学校の近くの公園だった。
ベンチの上でケータイを触ってた。
意を決して話しかけた。
緊張していた。
「風音」
最初は気づいてもらえず、もう一度声をかけた。
「何?」
毎日、話しかけてきた頃とは違い、自分を見る目は冷めていた。
「何してんるんだ?」
「出会い系で男つってんの」
「何してんだ!危ないことしてんじゃねぇよ」
ケータイを取り上げると、風音は自分を馬鹿にしたように息をついた。
「夏川くんが言ったんじゃん、お祭りの日に。出会い系でもしてひっかけろって」
「それは…」
つい勢いで言ってしまったとは言えない。
「嘘だよ。そんなことしなくても私に付き合ってくれる男なんてごまんといるし」
風音はオレからケータイを取ると、また画面に目を落とした。
ベンチの上でケータイを触ってた。
意を決して話しかけた。
緊張していた。
「風音」
最初は気づいてもらえず、もう一度声をかけた。
「何?」
毎日、話しかけてきた頃とは違い、自分を見る目は冷めていた。
「何してんるんだ?」
「出会い系で男つってんの」
「何してんだ!危ないことしてんじゃねぇよ」
ケータイを取り上げると、風音は自分を馬鹿にしたように息をついた。
「夏川くんが言ったんじゃん、お祭りの日に。出会い系でもしてひっかけろって」
「それは…」
つい勢いで言ってしまったとは言えない。
「嘘だよ。そんなことしなくても私に付き合ってくれる男なんてごまんといるし」
風音はオレからケータイを取ると、また画面に目を落とした。



