伝説の女[完]

「ねえ答えて」


女が言った。

俺はなんとなく考えながら答えた。



「あ?まあ飯はいつも作ってあるな、なんだかんだ俺にも常にヘラヘラしてんじゃね?」



そうと言った俺に女は。



「じゃあ何は気にくわないわけ?ご飯作ってもらって、あんたに笑いかけてくれてさ?自分1人で生きてきたとでもおもってんの?」



女は俺をじっと見ながら言った。


俺も少し感情的になり・・



「お前には、わからねーよ。あいつらがいなきゃお袋は...」


女は俺の話を遮り、また話しはじめた。