伝説の女[完]

だが女は全く違う言葉を発した。



「ねえ、初対面だけど失礼な事言っていい?」



さっきより少し強めに。


でも柔らかい表情で言われた。


つい頷くと、女は言い始める。



「こんな事言って知った風に言うなとか思ってもきちんと最後まで聞いてね?」



また訪ねるように言ったから俺は、


「ああ」っと一言いったら。


女は笑顔を見せたあとすぐに真剣な表情をして、話し始めた。



「甘ったれてんじゃない?話聞いて思ったんだけど義理の母親の話しだけど、その義理の母親はご飯とか作らないわけ?実の息子にだけ優しくするわけ?」



俺は少しびっくりした。




喋り方もだが怒られるなんて微塵も思ってなかったからだ。