「ここ?!」

私、上田綾。

ママに言われ学校の下見に来ました。

そこは、有名な超セレブ高校

『東京鈴道高等学院』

私とはなんのゆかりもない場所。

なんで下見に来たかって?

ことの始まりは1週間前。

~1週間前~

「ただいまー」

私は、そのままリビングに行った。

ママは夕飯の支度中だった。

「あっ!お帰り綾。ちょっと話があるんだけどいい?」

「いいけど・・・」

なんだろ?

ママは夕飯の支度を終わらせ席に着いた。

私もいつもの場所に座る。

「ママ。何?話って」

私は前に座るママに話しかけた。

「綾・・・実はね。パパのお友達の人が綾に入ってもらいたい高校があるらしいの。」

はい?

「なんで私?」

「パパが綾のことはなしたら気にった見たいでね・・・写真も見せたらしくて・・・」

パパ・・・

何勝手に人の写真見せてんのよ!

「それで?」

「それでね。この高校に行ってもらいたいんだけど・・・」

ママはその高校のパンフレットを私に渡した。

私はそれを受け取り中身を見た。

「これ・・・超セレブ高じゃん!私にゆかりないよ?!」

「あら?言ってなかったかしら?うちお金もちなのよ?」

はいぃぃぃ?!

そ、そういえばこの家の中の広さ・・・

半端ない。

外見もどこからどうみてもお金持ち。

小さいときからここにいるからこの広さが当たり前だって思ってた・・・

「で、でも!今の高校で満足だし・・・わざわざ行かなくても・・・」

私が否定すると

「なに言ってんの!お金持ちのお友達作ったほうが楽でしょ?今の高校辞めてこの高校に行く事分かったわね」