「で、でも私‥
まだ若いし、やりたいコトしてないし‥」


「あー
だから死神がきたんやろ?
やりたいコトできるように」


「え?」


「例えばな‥
あと一週間でお前が死ぬとしたら、お前は残りの時間何する?」


「‥わかんないよ」


「それを相談しにきたんや
残りの人生、楽しもうや」



ニッって悪戯に笑う少年は、やっぱり死神なんかに見えない。