「どこから入った言われてもなー
せや、窓んトコから入ってきたわ」


「カギ、かかってなかった?」


「防犯はバッチリやったで
オレがそーゆーの、関係ないねん」



ケラケラ笑いながら話す言葉は、ここらへんでは聞かない関西弁。


ってか、意味がわかんない。



「なんでキミは関係ないの?
外からこじ開けたとか?」


「そんな汚いコトしないわ
ってかキミ、最初の言葉聞いとった?
そんな普通に話せる人間、初めて見たわ」


「え?」


「お前、もぅすぐ死ぬんよ」


「‥え?」



何もかも不思議な少年。


その言葉は私には理解できなかった。