茜ヶ久保マリネの若気の至り

全く。

よく口の回る海竜様だこと…。

呆れながら、視線を海へと移す。

…もうもうと湯気を上げてはいるものの、少しずつ穏やかさを取り戻しつつある海。

私の愛した天空宮の海だ。

煌く水平線を遠目に見ながら、私はようやく、天空宮に平穏の足音が訪れる事を実感しつつあった…。