開けてまずはじめに目に入ったのは、着替え中のアイツ。 上半身は裸で、今まさにスウェットの下を履こうとしているところだった。 ほどよくついた筋肉が良く目立つ。 「……何でいんの。 つか、着替え中なんだけど」 そうは言っても別に恥ずかしがる素振りもなく、スウェットの上も着た。 「んーちょっとね。 今日機嫌良かったんだね♪ ………悠人」 そう言うとバッと勢いよくこっちを向く。 図星だったのか、その顔は不満げ。 「…私のおかげなんだから感謝しなさいよー?」 遠慮もなく悠人のベットに腰掛ける。