すいません、間違いなんです。



一向に喋ろうとしない私に対し、


「……ぶは、
まさか俺じゃなくて変態とか不審者とか思ったわけ?
ガキん頃からいんだからわかれよなー。
相変わらずお前は考え事してると固まるよなー」



ケラケラ笑いながらそのお喋りな口を動かす。

1回その口縫って差し上げましょうか!?



「華恋ー。
言いたい事は言えって!
俺から顔見えねえけどお前今百面相してんだろ(笑)」


「あーっもう!
考えてるんだから少しは………」



バッと振り向いたときにいたのは、愁なんだけど愁じゃない人。



「あはっ!華恋驚きすぎでしょ~」


「………」



なんか、髪の毛が赤く…
ってか、髪型すら違うような…?



「え、どちら様……?」



「「「……………」」」