あたしたちの様子をずっと見ていたのか、
後ろから弘斗が駆けつけてきた。
ちょっと待って...。
いまあたしの状況は...。
人気トップを争うイケメン2人に、
あたしの足元が囲まれている状況。
み、みんなこっち見てるってぇ...。
「旭は意外と不器用なんだな。」
「うっせー。」
澪ー。助けてくれ...。
あたしはもうお弁当を食べてる澪に、
テレパシーで訴えたけど。
澪は他の子と
キャーキャーいいながら、
こっちに振り向く気配もない。
友達関係で妬くのは
ちょっとおかしいと思うけど、
やっぱあーゆうのみると
ちょっと切なくなる自分がいた。

