「もぉ!2人とも何のつもり?!あたしたちこれからどう生きてけば…」
「大げさだな…。」
まだ昼間でもないのに
大声を張り上げるあたしと
澪と弘斗と、
そして呆れた顔で呟く野上くんは、
4人で食堂のテーブルに集まっている。
「だって...。自分たちの人気、自覚してないの!?」
「「してる」」
「じゃあ澪とあたしは、これから恐ろしい女子の目線を日々浴びなくちゃいけないわけ?」
澪はめんどくさいのか
ただ寝ているだけなのか、
つっぷしたまんま動かない。
「心配すんな。」
「どの口が言ってんのよ。」
「俺がそうさせない。」
その瞬間、チャイムが鳴り響き、
同時に澪は目を覚まして起き上った。

