そんな悪魔みたいな笑顔でも。
あたしの乙女心はときめいてしまう。
「野上くんだって...。あたしのこと好きなんでしょ?」
「さぁね。」
「なっ、なにそれぇ!」
あたしは今までそらしてた目を、
野上くんに合わせて怒った。
「俺のこと、どう思ってる?」
静かな夜の夏風が、
あたしたちの周りに吹いてきた。
「あたしは...野上くんのことを...。」
「うん。」
トクントクン――――――
やばい...緊張してきたぁ……。
2回目の告白だって言うのに...。
好きな人に告る時は
いつだって緊張するんだ。
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