あたふたしてるあたしの背中を
澪は力強く叩いた。
「いてっ。」
「頑張れよっ」
あまりの痛さに半泣きのあたしも、
澪のたてた親指をみたら
なんだか頑張れるような気がしてきた。
「あっ、母ちゃん!明花いたぞー!」
「うっ……。」
背筋が凍りついた...。
ってゆーか…
そんなでっかい声で叫ぶなよ...。
花火の途中でよかった...。
みんな気づいてないみたいだし。
「ちょっと祐磨、そんなおっきい声出さないでよぉ。」
あたしの生意気な弟は
母の手をひいて
人ごみをよけながら
やってきたのだ。
完。
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