野上くんはあたしに用を済ませると、 またすぐに出口へ向かった。 「なんだったの?」 澪が興味津々で身を乗り出す。 「別に...大したことじゃないって。」 「そう?」 その間、弘斗は一言も喋らない。 弘斗も具合悪いのかな? 「明花。パイナップルは食べないのぉ~?」 「食べない。」 「え?」 あたしの即答に、 ちょっとビックリした様子の澪。 いつもなら 散々迷うあたしだから、 きっと驚きを隠せなかったんだろう。