ベッドの上を
ゴロゴロと転がっているさきに、
澪の顔がドアップで映し出された。
「キスって、ファーストキスでしょ。」
「ん?あたし、家族としてたよ。小さい時。」
「え。いや、ファーストキスってのはさぁ......血の繋がらない異性と、初めてしたキスのことだよ?」
「ほぉ...。あ!!!」
いきなりベッドの反動で立ち上がったあたしに
澪は『おぉ』とビックリした。
「じゃあ、弘斗とのキ、キ...はファースト...だったんだ」
「なぜキスを恥ずかしがるのさ。」
「恥ずかしくもなるよ!だって唇と唇が...」
「あーはいはい。夕飯行くよ。今日はパイナップルだってさ。」
その瞬間、
あたしの目がギラギラに輝いた。

