この静けさの中で、 弘斗はなにを...。 「えぇぇーーーーっ!!!!」 みんなはたぶん、 数秒くらい放心状態だったろう。 誰もがいきなり目を丸くして 奇声を発していた。 「マジかよおい...」 「真夏くぅんヤダ~」 「俺、小杉狙いだったんだけどなぁ。」 「真夏相手じゃ無理だろ。」 「だよなぁ~。」 いまのあたしには 160人ほどのざわめきも 全くと言っていいほど聞こえなかった。