甘々果汁BABY






神様...。仏様...。女神様...。



「梨...。梨...。梨...。」



デザート以外の食べ物を
全部食べ終えたあたしに、


もちろん残っているのは、
あたしの大好物。果物いわく梨。



その大好物を目前に、
こぼれだしそうなよだれを飲み込む。



「明花。」

「えっ?」


急に名前を呼ばれて、
梨から視線を外したすきに


澪はあたしの梨を手にして一口サイズにちぎり...。


「うぐっ......」



あたしの口の中にほおりこんだ。




ふざけるな!!!!!澪!


ゴキュン―――――――――――

飲み込んだ...。

(ここから会話以外は赤ちゃん言葉を訳してお送りします)笑。


「みおのばきゃあろ~」
(訳:澪のバカヤロー)


「はいはい。それじゃあ教室行きましょうかねぇ。」


「だっこしてぇ?」


そんなこと言ってたら
向こうから野上くんがお盆を持ってやってきた。