僕の恋愛100パーセント。アスターの思い

夏美は黙っていた。あおいは続けて「今度はけんをまきこんだのね」

「それは、ごめんね。けんけんならなんとかしてくれると思ったから」
「えっ」僕は何も理解できなかった。そしてあおいは全部わかるように説明してくれた。

夏美は中学の時も同じような事があったらしい。夏美はその彼の事が好きだったのだが、はっきりしない態度にうずうずして雅に言ったような事をしたらしい。と、言う事は、夏美は雅が好きなのでは？

「また後悔したいの？」
「そんな事はないわ、だからけんけんの前で言ったの、シグナルだってけんけんには伝えたのよ」
「そう、私が言えるのは、謝ることと、夏美から告白してもいいと思うよ。両思い何だからね。」
「うん」夏美のしおらしい一面を僕は、はじめてみた。そしてあおいの一面も。

「あおい、かわったわね、けんけんのおかげかな」

「あっ５分すぎてる、とにかく急いで」と言うとあおいは、夏美を引っ張るようにさらに中央通りのほうに進んで行った。僕は後をおうのが精一杯で頭を整理することが出来なかった。