「どうしたの?」


ケイタイをきった林くんに聞いてみる。


「幸治、こっちに来るって。
何考えてんだ?
皆川さん一人になるだろうよ。
あっほら、来たよ。」


清水くんが走ってきた。


「幸治、皆川さんは?」


「ベンチで待ってるって。」

「はぁ?
なんだよそれ。」


清水くん、立ち乗りジェットコースター乗りたかったのかな?


林くんは、立ち乗りジェットコースター楽しみにしてたよね。


きらりが一人でいるなら、私が行こうかな。


「二人で乗ってもらっていいかな?
私、きらりと待ってるから。」


「なんだよそれ。」


えっ、清水くん、不機嫌と言うより怒ってる?


私にらまれてるよね。


どうして?


私何かしたの?


もしかして、待ち合わせした時から不機嫌だったのは、私のせい?


私なにかした?


「俺と乗りたくないのか?」


「へっ?」


突然の事に、変な声が出てしまった。