「正兄、竜兄、離してよ。」
きらりのかわいい顔が固まってる。
二人を振り払い、きらりだけを部屋に入れる。
「ごめん。」
えっ?
なんできらりが謝るの?
「謝るのは、私だよ?
連絡しなくてごめんなさい。」
「電話してお兄さんから家にいるって聞いた時、私に連絡来ないのは何かあったんだと思ったの。
きっと私に連絡くれないのは理由があるんだと思った。
こんな時、友達だったら奈津美から連絡くるまで待ってるものなんだと……。
でもでも、理由が、私が奈津美に何かしてしまって、それで奈津美が、奈津美が…。
奈津美に嫌われたらどうしようって。
嫌われたら、奈津美に嫌われたらどうしようって。」
手をにぎりしめ、下を向いて話すきらり。
きらりのかわいい顔が固まってる。
二人を振り払い、きらりだけを部屋に入れる。
「ごめん。」
えっ?
なんできらりが謝るの?
「謝るのは、私だよ?
連絡しなくてごめんなさい。」
「電話してお兄さんから家にいるって聞いた時、私に連絡来ないのは何かあったんだと思ったの。
きっと私に連絡くれないのは理由があるんだと思った。
こんな時、友達だったら奈津美から連絡くるまで待ってるものなんだと……。
でもでも、理由が、私が奈津美に何かしてしまって、それで奈津美が、奈津美が…。
奈津美に嫌われたらどうしようって。
嫌われたら、奈津美に嫌われたらどうしようって。」
手をにぎりしめ、下を向いて話すきらり。

