「なにがあった?」


ベットに腰を下ろす竜兄。

「昨日、きらりちゃんから電話あったぞ。
ケイタイに連絡してもつながらないって。」


私、昨日きらり置いて帰ってきちゃったんだ。


「竜兄、ケイタイとって。」


机をからケイタイをとってもらう。


『どこにいるの?』


『なにかあった?』


『大丈夫なの?
連絡して』


『メール気がついたら電話して』


『なにかあったの?
何時になってもいいから連絡して』




きらりからのたくさんのメールと着信。




本当は行きたくなかったのに、私のために男の人の誘いにのってカラオケに行って、そんなきらりを置いていなくなった私をこんなに心配して。




優しく、可愛いきらり。




とてもステキな私の親友。



ごめんね。




今、きらりには……。



きらり、私、告白出来なかったよ。



清水くん、好きな人いるみたいだよ。



きらり、きらり。



清水くんはきらりが好きだよ。



私はケイタイを閉じた。