みんな顔赤いよ。


きらりの笑顔にやられたね。


「そんなお礼なんて、女の子を守るなんて当たり前だよ。」


「そうだよ、お礼なんていらないよ。」


みんな、いいところ見せようと必死だな。


「ありがとう。
私も奈津美も頼りにするね。」


さらにきらりの笑顔。


「小瀬さん、なんでもいいから、何かあったら頼りにして。
すぐにとんでいくから。」


「何言ってるんだよ、お前違う高校だろ。
俺なら同じ高校だから、俺に言って。」


きらりによく見られたくてがんばるなー。


きらりはニコニコして見てる。


きらりは、こうやって私を守ろうとしてくれる。


高校に入学して、またあの変な男が来ても私に被害が出ないように。


周りの男子が私を守るようにしてくれる。