「嫌わない。
嫌うわけない。」


俺の目をまっすぐに見てくる奈津美。


胸の奥が熱くなってくる

「ありがとう、すごく嬉しい。
それから、その、女の人ってやつは、ごめん。
本当にごめん。
でも俺、これからは奈津美だけだからそれは信じてほしい。
あと覚悟なんてしなくていい。
奈津美のペースでいいんだから。
奈津美は俺の奥さんになるんだから、焦らないから。
結婚して、初夜がはじめてでもいいから。」


顔が真っ赤になる奈津美。


ふふ、可愛すぎ。


「まぁ、でもそれまで最後まではしないけど、さわりまくるからね。」


少しふざけて言って見れば、さらに赤くなる顔。


「な、何…言って。」


おお、あせってるあせってる。


まぁ、初夜までってのは言い過ぎたけど。


そんなにまてるわけない。





「こんな所にいた。」


突然の皆川さんの声。


「まったく、いきなり出ていって帰ってこないで、こんなバス停のベンチでなにいちゃついてるのよ。」