「えーと、お姉さんから聞いただけですか?」


「メールも見た事あります。
そこには『清水幸治』ってかいてありました。」


なんだそれは。


姉から聞いただけだと。

いくらでもどうとでも言えるじゃないか。


メールの名前?


そんなの姉の設定しだいだろ。


なんだよ。


「なるほどねー。
付き合ってるってお姉さんが言っていたのね。」


「なんですか、まるで姉がうそついてるみたいな言い方して。」


皆川さんの言葉に顔が赤くなる沢井。


「清水くん、ちゃんと言って、付き合ってたって。」


バカバカしい。


なんだこの茶番は。


沢井姉はそんなうそついて、何がしたいんだ?


もう、どうでもいい。


ただこんな事で奈津美を泣かせた事は許さない。