「奈津美、俺が好きなのは誰?」


「えっ、あ、わっわたし?」


「俺が大好きなのは?」


「あっ、私。」


「愛してるのは?」


「……私。」


「抱きたいのは?」


「えっ、幸治くん、そんな。」


恥ずかしいのか、俺から目線を外す。


「答えて、奈津美。」


俺の気持ちわかって、奈津美。


「…………私。」


「俺が結婚したいのは?」


「もうわかった、わかったから。」


恥ずかしがって、俺の言葉をとめようとする。


顔から首まで赤くそまる白い肌。


服が邪魔だ。


体が赤くそまっていくのがみたい。


あぁ、抱きしめたい。


奈津美、愛しているんだ。


「じゃあ、俺が奈津美を邪魔とか釣り合ってないとか思ってないのはわかる?」


「うん。」


頷く奈津美。


「沢井の、他のやつらの言葉で心をゆらさないで。
俺の気持ちを疑わないでくれ。」


手を背中にまわし、強く奈津美を抱きしめる。