なんとかして、テニスを続けさせようとしてるみたいだ。


少し必死すぎないか?


もしかして……?


疑問が頭にうかぶ。




『君を支援するプロジェクトはもう動いているから、何も心配はいらないんだよ。』


理事長の言葉で疑問が核心にかわる。


こいつら、俺の名前で勝手にもう金を集めたな。


寄付とか、プロジェクトなんて言って。


それで俺がテニスやらなきゃ、あせるよな。


俺にはまったく関係ない。


ふざけるな。


俺にとって大切な物は、奈津美。


テニスなんてどうでもいい。


俺は断った。


『高校では学業に専念したいと思います。』


学校の先生なら何も言えないばずなのに。


それからは毎日のように、担任やテニス部顧問らにテニス部に行くようにすすめられた。


それでも俺は断り続けた。


そして、テニス部部長やマネージャーからの勧誘も始まった。


説得出来ないと感じ始めた先生たちから、勧誘するように言われたらしい。


いい迷惑だ。


それが奈津美の所まで行くなんて。


マネージャーの沢井の意志か?


誰かの指しがねか?