「驚いてるみたいだけど、小瀬さんって、付き合う人と結婚する人は違うタイプ?
俺は、付き合う人と結婚したいから。
重いかもしれないけど、結婚前提のお付き合いよろしく。」


頭がついていかない。


私まだ告白してないのに、結婚前提交際になってるし。


結婚って。


私とそんなに付き合う気持ちがあるの?


私だよ。


この私。


美人でもなく、スタイルが良いわけでもなく、特技もなしな、この私。


私は何ヶ月かの付き合いが出来たら幸せだと思ってたのに。


いったい私の何が清水くんにそんな事言わせてるの?

何か清水くん勘違いしてるとしか思えない。


「私と結婚したいと聞こえるんだけど。」


「そうだよ。
俺は小瀬さんと結婚したい。
まぁ、今そんな事言われても重いだけだろうけど、覚悟はしといて。」


「覚悟?」


「そう覚悟。
もう離すつもりないから。
一生死ぬまで一緒の覚悟。」


「死ぬまでって。」


凄い事を言う清水くん。


「じゃ聞くけど、どのくらいの付き合いするつもりで告白するわけ?」


「えーと、何ヶ月か付き合えたらいい「話にならない。」


清水くんが立ち上がる。