答合わせはしてくれているのに、わからない。


だって、だって。


これじゃあ、清水くんが汗臭いの好きな人みたいじゃない?


「あっあのね。
清水くんって、そっそのー。」


「なに?
なんでも言って?」


言っていいかな?


「汗臭いの好きなの?」


「あっなるほど、そうなるか。
俺汗臭いの好きじゃないよ。」


あれ?


話しが違わない?


今までの話しでは、すごく汗臭いの大好きって感じだよ。


「俺、小瀬さん限定なんで、よろしく。」


「私だけ?」


「そう、小瀬さんだけだよ。
俺からも質問。
俺が、どうやって汗かきたいかわかる?」


汗?


普通、運動だよね。


あとはサウナとかな?


「何か運動したいの?」


「運動?
まぁ運動と言えば運動か。」


運動じゃないの?


「サウナとか?」


「そうくるか。」


クスクス笑ってる清水くん。


「答は?」


「答かー。
答は今の所は秘密。
小瀬さんが、俺の事愛するようになったら教えてあげるよ。」


「あっ愛って。」


「そう、愛。
好きぐらいじゃたりないから。
まずは早く好きになって。」


もう好きなんですが。