「清水くんが不機嫌だったから、林くんと話して、そのまま遊園地の乗り物乗ったの。」


「俺と乗りたくない訳じゃなかったんだ。」


「そんな。
私は清水くんと乗りたかったよ。」


あっ、今なんか告白ぽくない?


気づいたかな?


「そうか、英二がいいのかと思った。
でもさ、ジェットコースターの時は?」


気づかないみたい。


よし、もっとどんどんいくぞ。


「清水くんがジェットコースターに乗りたいと思ったの。
きらり一人で待ってるようになるから、乗りたい林くんと清水くんが乗ればいいかと思ったの。」


「そっか。
うん、いいね、答合わせ。それから手をつなぐの嫌がったのは?」


「何度も言ったよ。
汗かいてるからって。
汗かいてなかったら、ずっと清水くんと手をつなぎたいよ。」


「本当に?」


清水くんうれしそう。


今日、こんな笑顔始めてみた。


「うん。」


私もうれしくなる。


「よし、答合わせ続けよう。
楽しくなってきた。」


清水くんが微笑む。