「ごめん、ごめんな。」


「ひっく、ひっく、はっふ、ぐすん。」


泣いてる私の隣で、ずっと謝ってくれる清水くん。


でも謝ってくれるのが悲しくて、涙がとまらない。


「ごめんな。
俺なんかに好かれて嫌だよな。
今はだめでも俺は諦めないから。
俺のだめな所言ってくれれば直すから。」


ほら、勘違いしてるし。


どうしたらいいんだろう。

「ひっく、なんで私の話し聞いてくれないの?」


「わかってるよ、わかってるけど、俺だってきついんだ。
これ以上否定されるの。」


「わっ、ひっく、わかってるって何が?」


清水くんが顔を歪ませる。

「わかるさ、俺の完全な片思いだって。
駅では、英二の話ししかしないし、遊園地ついてもずっと英二と一緒で。
俺とは乗り物何も乗ってないし。
手をつなげば、離してで、ベンチ座れば離れるし。」


あれ?


なんか話し聞くと、おかしい。


確かに事実だけど、私が思ってるのとは違う。


なんかその話しだと、私清水くんが嫌いとしか思えないかも。


あれ、おかしいな?


もしかして、お互い違う事を感じてるって事?


だんだん涙がひいてくる。