「ストーカーと思われても仕方ないかもしれ「お願いだから、ちょっと黙って。」


大声でとめた。


清水くん、やっと静かになった。


なったけど。


周りの人がナニゴト?って感じで見てくる。


私、なに遊園地でどなってんの。


恥ずかしい。


でも、とにかく早く告白しなきゃ。


清水くんの誤解とかなきゃ。


「あっあのね。」


「ごめん。」


なんで、清水くん謝ってんの?


「こんな事言われたら嫌だよな。」


なにが?


「ごめんな、聞きたくない事ばかりで。
そんなこと、『黙って』なんて言われなきゃわかんないて、最低だな俺。」


なんで、そうなるのー。


早く告白しなきゃ。


早く。


早く。


早く?


……はや……く?


なんでこんなふうに告白しなきゃならないの?


私、今日告白するつもりだったけど、こんなふうに早くしなきゃとか焦って告白しなきゃならないの。


なんで?


なんで?


「もう嫌、いやだよ、ふっく、ふあーん。」


もうどうしていいかわからなくなった私は、涙を抑えられなかった。