もうだめ。


汗だくデブは最悪。


なんで手を離してくれないかは、わかんないけど、手を離してほしい。


好きな人の前では可愛くいたいよ。


汗だくデブではなく、せめて普通に。


今きっと私汗くさいはず。

「清水くん、お願いだから、手を離して。」


「離さない。」


なんで、なんで、なんで?


もういやだ。


「清水くん離して。」


「無理。」


何か、頭に来る。


最初はあんまり話してくれなかったのに、今はなんなのよ。


「離してって言ってるでしょう。」


強く言ってみる。


「離さないって言ってるだろ。
絶対離さない。」


もう、頭にきた。


「なんでこんな事するの?」

こうなったら、喧嘩腰だ。


「わかんないのかよ。」


「わからないよ。」


「お前が好きだからだよ。」

へっ?


はっ?


えっ?


幻聴?