なんか、あたしの浴衣選び、相坂く‥‥‥そ、颯太のが楽しそうだった。
まだ浴衣見てる‥‥
‥‥かわいいな。
そういえば最近、気づけばあなたの笑顔に引き込まれてる。
無邪気なあなたといると、ときどき胸が締め付けられるような、むず痒いような、へんな感覚になる。
「―‥み、かすみ!」
あなたの声で、現実に引き戻される。
目の前に、真っ白なソフトクリームがある。
「はい、ソフトクリーム♪‥‥どうした?ぼーっとして。」
「あ、ううんごめん。これ、いくらだっけ?」
「いーよ俺のおごりっ♪」
「え‥‥」
「『いいよそんなっ悪い』とか言うのナシ♪」
「‥っ‥あ、ありがと//」
そして、颯太オススメのソフトクリームを食べて、すっかり暗くなった外。
「家まで送るよ」
「え?‥‥い、」
「いいからっ!暗いし危ないよ?」
そんな目で見つめないで‥‥
「‥‥う、ん///」

