「じゃーな」 「‥うん」 こぎ出そうとして、一瞬立ち止まった彼。 「あ、勉強会‥‥絶対来いよ」 「?うん‥」 さわやかな微笑み。 彼が通り抜けたあとの風は熱くて、上を見上げると雲ひとつない青空が広がっていた。