おめでとうと言われて、なにを祝福されてるのかいまいちわからなかったあたしは、とりあえず笑っておいた。


授業中も、


「うわ、俺50点だ(汗)50点以下補習なんだよな…」


返ってきたテストを見て絶句している颯太。


「大丈夫よ、あたしは51点」


「フォローになってねえよ!(泣)」


「泣かないで?」


「今だけは泣かせてくれ!(笑)」


なんて話したり、


お昼も、


「タコさんウインナー、かわいいな」


あたしのお弁当を見て子供のようにそう言う彼


「あたしが作ったの。食べる?」


「いいの!?」


「うん。ほら、あーん」


「え?そういう感じ!?///」


「何してるの?はやく食べないとあたしが食べる」


「~~~//」


颯太は顔をタコさんみたいに真っ赤にしてウインナーを口に入れた。